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潮木仁の目、佐野公彦の目

佐野 公彦の目~ジュニアの展望

まずは女子。
本戦スタートの渡邉聡美は順当に勝ち進めば準決勝で女王小林海咲と当たります。小林の不調はあったものの、9月のダイナムカップではファイナルゲームまでいき互角に渡り合ったことを考えるとお互いのコンディション次第では番狂わせの可能性もあると思われる。
また、予選組の注目は酒井真美と坂井日向子になる。酒井はベテラン選手との対戦となり実力が試されることになるであろう。一方の坂井は復活後著しい成長を見せており、今大会のダークホースとなりそうな予感がある。
次に男子。
何と言っても昨年の同大会で最年少チャンピオンになった机龍之介の連覇が最大の注目になる。しかし、今年はアメリカから帰国し久しぶりの参加となる遠藤共峻と小林僚生がいる。決勝までは当たらないが、準決勝ではこちらも実力的には国内最高峰の福井裕太との対戦もあり昨年よりも大きなチャレンジとなるであろう。
ただし、机もこの1年で確実にレベルアップしてきているので、見る側としては非常に楽しみな大会となったのは間違いない。
次の注目は、本戦スタートの尾潟祐亮、予選スタートの園部大和と松本航太であるが、こちらはハードなドローとなった。
尾潟は予選から上がってきそうなのは松本淳、園部は今シーズン好調の宮尾昌明、松本航太は不運にも優勝候補の1人である小林僚生がそれぞれ初戦となる。正直なところ松本航太は厳しいと思われるが、尾潟と園部は女子の酒井と同様に力が試される試合となる。
今大会は好カードが多い大会となるが、その中でジュニアナショナルのメンバーがどれだけ勝ち進んでいけるのかが予選も含めての楽しみとなるであろう。

潮木 仁の目

第44回全日本スカッシュ選手権大会は8年振りの宇都宮開催となります。

今大会はディフェンディングチャンピオンを含む、男子7人女子3人の歴代チャンピオンが出場します。

男子は昨年史上最年少チャンピオンとなった机龍乃介の連覇成るかが注目の的ですが、昨年決勝で対戦した福井とお互い順調に勝ち進めば準決勝で再び戦う事になります。そして反対側の右下のブロックでは、2012年の優勝者で2014~15年の全米学生ベスト10に選出されている小林が、予選から勝ち上がり、本戦二回戦で第2シードの岡田と対戦となります。
さらに右上のブロックでは、小林のチームメートの遠藤が、やはり予選からの出場で本戦二回戦で第6シードの郡司と、その勝者が第3シードの清水との対戦と、どの試合も興味深く目が離せません。
全米学生で活躍中の二人の選手に注目して下さい。

女子は6連覇中の小林が優勝すると自らの連覇記録更新と大会最多優勝7回で宮城島真知子の記録に並ぶ事になる。小林は準決勝で渡邉との対戦が予想されるが、両者は9月のダイナムカップでフルゲームの戦いをしているように、進境著しい渡邉のプレイに注目して下さい。
反対側の右下ブロックはベテランの松井が決勝迄勝ち進むか、若しくは準々決勝で対戦予定の杉本が一矢報いて勝利を収める事が出来るのか?
また右上のブロック第3シードの山崎が7月末のTAC Premier Classicで松井に勝った勢いで決勝戦に進む事が出来るのか?
松井、杉本、山崎の戦いぶりももちろんだがベテラン鬼沢のベスト4復活なるか?
など、昨年は40歳以上の本戦出場者が10名以上いた、女子も見所満載である。

潮木 仁